会社の成長や社員の定着率を上げる際に注目したい「働きがい」ですが、社員が働きがいを感じられる職場づくりをしていくためには何が必要でしょうか。
ストレスチェックから分かる結果もお伝えしながら、働きがいを感じられる職場づくりのポイントについてご紹介していきます。
ストレスチェック結果からみる【働きがいを感じている人の割合】
まず、働く人々はどれくらい働きがいを感じているのでしょうか。
ストレスチェックの設問の中には「働きがいのある仕事だ」という設問があります。
2024年度にドクタートラストの提供するストレスチェックサービスを受検した約55万人のデータでは、「働きがいのある仕事だ」という設問に対して「そうだ・まあそうだ」と良好回答したのは約74.5%でした。
また、年代別に確認してみると、良好回答の割合が最も高いのは10代で86.4%、最も低いのは50代で71.2%という結果でした。
どの年代も7割以上は仕事に対して働きがいを感じていると明らかになりましたが、同時に、年齢による違いが生まれていることも分かります。

働きがいを感じられる職場づくりのポイント
挑戦や成長の機会をつくる
新しい仕事に挑戦することは、スキルや経験が増えるため、自分自身でも成長を感じる機会になります。
また、成長を通じて会社やチームにこれまで以上に貢献ができるようになることで、上司や同僚から認めてもらえると感じられ、組織の中における自分の存在意義を感じやすくなるでしょう。
権限や責任を与えてできることを増やす
働きがいを高めるために挑戦の機会をつくるだけでなく、権限や責任も与えていく必要があります。
「これまでより責任ある業務を任されたけど、自身の権限が少なく思うように勧められない」状態では、かえって負荷がかかってしまうからです。
初めはプレッシャーを感じる社員もいるかもしれませんが、サポートしながら適切な範囲やタイミングで裁量を大きくしていきましょう。
コミュニケーションを増やす
挑戦の機会をつくったり、裁量を大きくしたりするためには、日頃から社員とコミュニケーションをとることが大切です。
業務を進める中で、困ったときや問題が発生したときに、速やかに相談できるような関係性を築くことも意識してみましょう。
まとめ
働きがいを感じられる職場づくりのポイントについて3つご紹介しました。
しかし、働きがいを感じるポイントは人それぞれですので、1つの取り組みや制度で一気に改善するものではありません。
会社としての制度を見直すことと、日々のちょっとした工夫を積み重ねながら、社員が「この会社で働いていてよかった」と実感できるように取り組み続けていっていただけたらと思います。
