「ストレスチェックは年1回で十分?」
そう感じている企業様も多いかもしれません。しかし、働く環境や心身の状態は、1年の中でも大きく変化しています。実は、ストレスチェックは年2回実施することで、より効果的に活用することができるのです。
今回は、年2回受検のメリットとおすすめの時期についてご紹介します。
なぜ年2回の実施が効果的なのか?
ストレスの状態は、一定ではなく、季節や業務状況、人間関係などの影響を受けて変動します。たとえば、繁忙期や人事異動のタイミングでは、知らず知らずのうちに負担が増えていることもあります。
年1回のストレスチェック実施では「その時点の状態」しか見えませんが、年2回実施することで、ストレスの“変化”を捉えることができます。前回より改善しているのか、悪化しているのかを把握できることで、より具体的な対策につなげることが可能になります。
また、同じ年の中で比較できることで、施策の効果検証がしやすくなる点も大きなメリットです。
おすすめの実施時期は?
年2回実施する場合、以下のタイミングがおすすめです。
1回目:5月~7月頃
新年度が始まり、新入社員の入社や人事異動など環境の変化が重なる時期です。業務の立ち上がりや人間関係の変化による疲れが出始めるタイミングでもあります。いわゆる「五月病」と言われるように、心身の不調が表れやすい時期です。
2回目:12月~2月頃
年末年始の忙しさや寒さによる体調変化、年度末に向けた業務負荷の増加などが重なる時期です。1年の締めくくりとして、状態を振り返るのにも適しています。
年2回実施で得られるメリット
年2回実施することで、次のような効果が期待できます。
- ストレス状態の変化を可視化できる
- 早期に不調のサインに気づける
- 従業員へのフォローの質が向上する
「結果を見る」だけでなく、「変化を見る」ことができるのが大きなポイントです。また、結果をもとに職場環境の改善や面談対応のタイミングを見直すことで、より実効性のある取り組みにつながります。定期的に実施することで、担当者様にとっても状況把握や社内報告がしやすくなる点もメリットのひとつです。
無理なく取り入れるために
「回数が増えると負担になるのでは?」と感じる場合は、ストレスチェックの設問数80問版ではなく57問版を活用することで、回答負担を軽減することも可能です。
また、すべての部署で一斉に実施するのではなく、業務負担のかかりやすい部署など、一部から試してみるのも一つの方法です。
さらに、ドクタートラストで実施している職場環境優良法人の受賞企業の中には、年2回の実施を継続している企業も見受けられます。こうした企業は、ストレスチェックの結果をもとに職場環境改善を継続的に行い、組織の活性度や働きやすさを高めている点が評価されています。
実際に、定期的に状態を確認し、必要なタイミングでフォローを行うことで、「会社が自分たちのことを気にかけてくれている」という従業員の実感にもつながり、結果として良い循環を生み出していると考えられます。
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ストレスチェックは年1回の実施が義務付けられていますが、職場環境改善の観点からは年2回の実施も有効です。
実施すること自体が目的ではなく、“職場の状態を知り、改善につなげること”が本来の目的です。
日々変化する心と身体の状態に目を向けながら、年2回の実施を、ぜひ選択肢のひとつとしてご検討ください。
Q&A(よくある質問)
Q1. ストレスチェックを年2回実施するメリットは何ですか?
年1回の実施では「その時点の状態」しか把握できませんが、年2回実施することでストレスの”変化”を捉えることができます。前回より改善しているのか、悪化しているのかを把握でき、より具体的な対策につなげることが可能になります。また、同じ年の中で比較できるため、施策の効果検証もしやすくなります。
Q2. ストレスチェックを年2回実施するおすすめの時期はいつですか?
1回目は5月~7月頃、2回目は12月~2月頃がおすすめです。1回目は新年度の環境変化による疲れが出始めるタイミング、2回目は年末年始の忙しさや年度末に向けた業務負荷が重なる時期で、それぞれストレス状態を把握するのに適しています。
Q3. ストレスチェックは年1回の実施で十分ではないのですか?
法律上は年1回の実施が義務付けられていますが、職場環境改善の観点からは年2回の実施が有効です。ストレスの状態は季節や業務状況、人間関係などの影響を受けて変動するため、年2回実施することでより実態に即した対策が取れます。
Q4. 年2回実施すると従業員の負担が増えませんか?
設問数80問版ではなく57問版を活用することで、回答負担を軽減できます。また、すべての部署で一斉に実施するのではなく、業務負担のかかりやすい部署など一部から試してみる方法もあります。
Q5. 年2回実施することで担当者にとってのメリットはありますか?
定期的に実施することで、状況把握や社内報告がしやすくなります。また、結果をもとに職場環境の改善や面談対応のタイミングを見直すことで、より実効性のある取り組みにつながります。
Q6. ストレスチェックを年2回実施している企業の事例はありますか?
職場環境優良法人の受賞企業の中には、年2回の実施を継続している企業が見受けられます。こうした企業はストレスチェックの結果をもとに職場環境改善を継続的に行い、組織の活性度や働きやすさを高めている点が評価されています。
Q7. ストレスチェックを年2回実施する本来の目的は何ですか?
実施すること自体が目的ではなく、”職場の状態を知り、改善につなげること”が本来の目的です。定期的に状態を確認し、必要なタイミングでフォローを行うことで、「会社が自分たちのことを気にかけてくれている」という従業員の実感にもつながり、良い循環を生み出します。


