クレアチニンの解説

筋肉の分解により血中に流出します。通常は腎臓で濾過されて尿中に排泄されます。しかし加齢とともに腎機能が低下し、排泄されにくくなります。結果として血液中の濃度が上昇します。いわば腎臓の機能をモニタリングする項目ともいえましょう。
腎機能を保つためにも、数値の変化を注意深く見守りましょう。

コメント

クレアチニンは本来排泄されるはずの老廃物のため、血液中の濃度が高いほど体内に老廃物が残存していることを指します。軽度異常～要検査の割合に着目すると、20代までは一桁程度ですが、50代以降は20％と5人に1人が基準値を超える結果となっています。
しかし、筋肉量が多い場合にも数値が高くなる傾向があるため、年齢や性別からクレアチニン値を補正したeGFRの結果も併せて見るようにしましょう。

年代別のグラフで解説