16【γ-GTP:男性】45歳~64歳にかけて、約3割が基準値越え

γ-GTPの解説

消化器系を中心とする臓器に広く分布しており、特に肝臓や胆道で活発に発現する細胞内酵素の一種。肝臓・胆道の細胞の破壊により血中に流出するため、主に肝機能の指標として用いられます。
肝臓以外の原因で値が上昇した場合は薬剤による酵素誘導や、妊娠などがあります。またインスリン抵抗性の指標の一つであることからメタボ・糖尿病予備軍で上昇しやすいともいわれています。

コメント

肝機能を示す検査の中でも、ASTやALTに比べて比較的年代や生活習慣の影響を受けやすい項目です。
飲酒や脂肪肝などによって上昇することがあり、特に飲酒の機会が増える働き盛りの世代で高めの傾向がみられます。
禁酒や節酒、体重管理などにより改善が期待できます。

年代別のグラフで解説

💡ココに注目!💡
肥満の割合が増える年代から、約3割の方が軽度異常~要検査に該当しています。